医療関係者の皆様へ

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JMS医療関係者向け腹膜透析情報サイト

腹膜透析とは

腹膜透析を始めるまで

スケジュール一例

入院~手術 手術当日~1週目 1週目~2週目 2週目~4週、退院
入院
カテーテル挿入術
コンディショニング
治療メニュー考案
スタンダードCAPD APD
退院
・システムの説明
・術前、術後のオリエンテーション
・カテーテルケア、バッグ交換の見学
・その他日常生活指導
・カテーテルケア、バッグ交換の実施
・入浴指導、実施
・合併症、緊急時対応の指導
・(対象患者は)APD治療開始
・退院準備
・試験外泊、家庭訪問
・抜糸
栄養指導 理解度調査

手術の種類

カテーテル挿入術

CAPDカテーテル挿入術は皮膚切開、直視下にて行なわれることが多いです。
カフの固定とカテーテル先端がダグラス窩にしっかり収まっていることがポイントになります。
カテーテルは、腹膜透析を継続中、トラブルがない限り入れ替えを行いません。そのため感染を考慮し、出口部の位置はベルトラインなど刺激を受けない位置に、下向きに留置されることが望ましいと言われています。

①従来法

カテーテルを留置したのち、一期的に出口部まで作成し、腹膜透析の指導実施と自己でのPD管理までを続けて行う。

②段階的腹膜透析導入法:SMAP(Stepwise initiation of PD using Moncrief And Popovich technique)

カテーテルを留置したのち、出口部を作成せず体内へ埋め込んだ状態にし、透析開始のタイミングに合わせ出口部を作成し腹膜透析を開始する。入院の総日数の短縮や開始直後から貯留する透析液量を多くすることが可能。

[ 腹壁固定術:PWAT(Peritoneal Wall Anchor Technique)]

腹腔鏡下、または専用の器材を用いて腹壁にナイロン⽷でカテーテルを固定する方法。カテーテル位置異常の予防を期待し施行する。

術後合併症の観察

  • 腹痛
  • 出血
  • 血性排液:若い⼥性の場合、排卵・月経周期により影響される場合がある。(合併症血性排液参照)
  • 液漏れ(リーク):創部の浸出液と透析液のリークの判断は糖濃度などが診断の参考になる。

コンディショニング

透析液の貯留液量を少なめの液量から開始し、徐々に増加させ、適した貯留液量にします。
コンディショニングをすることでリークや腹満感などの症状を抑えることが期待できます。